恒星の2つの輪の姿が1年で激変 西はりま天文台で観測
2007年08月22日
「すばる」の和名で知られるプレアデス星団の恒星「プレオネ」の周りにある二つの回転ガス円盤が、1年余りの間に大きく姿を変えたことを、兵庫県立西はりま天文台などでつくるプレオネ研究チームが確認した。25日に発行される日本天文学会欧文雑誌で発表する。
プレオネは地球から約420光年の距離にある。同チームは05年12月、西はりま天文台にある日本最大の光学望遠鏡「なゆた」を使って、プレオネが発する光のスペクトルを解析し、プレオネの周りには高速ガスでつくられる回転円盤が二つあり、100度の角度で交差していることを発見した。
07年2月には、内側の円盤が外に向けて約2倍の大きさに膨らんだ一方、外側にあった円盤は内側から崩壊し始め、ほぼ消えかけていることが判明した。
同天文台の鳴沢真也主任研究員(42)は「恒星の周りの円盤の姿が短期間のうちに変わるのは大変に珍しい。プレオネはガス状の円盤を内から外に向けて周期的につくり出しているようだが、詳しいことは謎だ」と話している。
2007年08月22日
「すばる」の和名で知られるプレアデス星団の恒星「プレオネ」の周りにある二つの回転ガス円盤が、1年余りの間に大きく姿を変えたことを、兵庫県立西はりま天文台などでつくるプレオネ研究チームが確認した。25日に発行される日本天文学会欧文雑誌で発表する。
プレオネは地球から約420光年の距離にある。同チームは05年12月、西はりま天文台にある日本最大の光学望遠鏡「なゆた」を使って、プレオネが発する光のスペクトルを解析し、プレオネの周りには高速ガスでつくられる回転円盤が二つあり、100度の角度で交差していることを発見した。
07年2月には、内側の円盤が外に向けて約2倍の大きさに膨らんだ一方、外側にあった円盤は内側から崩壊し始め、ほぼ消えかけていることが判明した。
同天文台の鳴沢真也主任研究員(42)は「恒星の周りの円盤の姿が短期間のうちに変わるのは大変に珍しい。プレオネはガス状の円盤を内から外に向けて周期的につくり出しているようだが、詳しいことは謎だ」と話している。
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